2017年12月24日日曜日

戦争犯罪国はアメリカだった

ヘンリー・S・ストークス著、藤田浩行訳

 私はこの本を読んで、元々私が考えていたことと同じであると思うと同時に、改めて ”日本人であったことの喜びというか、 日本人としての誇り” を甦らせてもらった。



 著者はこの本の冒頭で、「今年は市ヶ谷で極東国際軍事法廷、いわゆる東京裁判が行われてから70年目の節目に当たる。私は日本国民が、東京裁判の虚妄に目覚め、史実と正義の声を上げてくれることに、期待している。日本人が、そう思わないことには、日本の名誉が回復されることはない。」と。

   この本の著者は、あの戦争のとき、敵国側であった英国の
生まれであり、オクスフォード大学修士課程修了後、フィナンシャル・タイムス社、1964年来日、同年「フィナンシャル・タイムス」東京支局長、1967年「ザ・タイムス」東京支局長、1978年「ニューヨーク・タイムズ」東京支局長を歴任している。  
 この本の“おわりに”にある文章の一部を以下に記してこの本の内容紹介としたい。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 日本は大東亜戦争の開戦まで、ずっと平和を望んできた。その日本に脅威を与えたのが、白人キリスト教徒の侵略だった。『マニフェスト・デスティニ―(明白なる使命)』を掲げ,有色人種を大虐殺してきた。その脅威を現実に目にした時に、日本は鎖国政策をとった。国防のためだった。日清戦争、日露戦争、満州事変,支那事変も全て、日本の権益や居留民、または日本そのものを守るためだった。大東亜戦争も同様だった。仕掛けたのはアメリカ。日本は追い詰められて自衛のために戦争をするしか方法が無かった。「座して死を待つ」ことは出来なかったのだ。

 日本が大東亜戦争でアジア諸国に進攻すると、アジアの民は歓喜した。数百年にわたって欧米列強の軍隊に虐殺され,植民地支配されてきた、その白魔を駆逐したのが皇軍だった。アジア諸国民は、皇軍に協力して民族自決、独立のために戦った。

 日本軍が残虐行為を行ったとか、大虐殺をしたとか、婦女子を凌辱したこと等はでたらめである。皇軍は天皇の名誉を犯すことがないように、国際法を遵守して戦った。国際法を全く無視して大虐殺を実行したのはアメリカだ。戦争犯罪を問題にするなら、犯罪国家はアメリカであって日本ではない。

 アメリカでの戦闘における国際法違反をさらにドラマチックな芝居にしたのが東京裁判だった。東京裁判が不当なものであったことは、東京裁判の判事も、当時のアメリカ政治、軍事の指導者から世界の知識人までが認めている。東京裁判そのものが、国際法違反の復讐でしかなかった。

 しかし、占領軍がWGIP(ウオー・ギㇽド・インフォメーション・プログラム)によって、日本が戦争犯罪国家であると、日本人を洗脳した。さらに、メディアに一切の批判をさせないように、厳しい言論統制を行った。こうした占領政策によって、日本のメディアも国民も、まるで日本が戦争犯罪をしたかのように、思い込まされている。

 真実は真逆だ。世界を侵略してきたのは欧米列強で、世界中で大虐殺を実行してきた。いわば、「最後の砦」として残されていたのが日本だった。日本が自衛戦争に打って出たのは、国際法に照らしても全く正当な行為である。

 戦後七十年を過ぎた。今年は、東京裁判開廷から七十年目の年を迎える。日本の最大の問題は、日本人がアメリカによる洗脳を自覚することが出来ないことだ。「日本は戦争犯罪をした」とか、「侵略を起こした犯罪国家だ」などという全くの虚偽を、真実であると思い込んでいる。

 日本人はこの無明から覚醒せねばならない。日本人は立派な民族である。日本は、戦争犯罪国家などではない。その誇りを取り戻し、いわれなき日本人の父祖に対する名誉棄損を打破する事だ。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  この本は(株)ハート出版からの出版で、初版は本年4月29日、私が読んだものは8月13日出版(第6版)であった。本書の定価は1600円+税 是非一読されることとお勧めする。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿