2011年9月5日月曜日

仏の顔も三度まで

  野田新内閣は発足してから関連の人事もほぼ固まり、各種新聞での世論調査では60%前後の支持率を得ている。まずまずの船出であるといえよう。だが、朝日新聞や産経新聞などではその船出を「仏の顔も三度まで」と書いているのを忘れてならない。
 
党内融和を第一にと考えた党と内閣の人事と見られるが。この内閣は震災で疲弊したこの日本をまずは元気付けてくれる「どじょう内閣」或いは「どうじょう汁」となるのだろうか、さもなければ、得体の知れぬ「闇汁」を食わせられるのか? 国民はその真贋をじっと見つめている。
 何はともあれ、まずは東日本大震災の復興と原発対策、それと経済の活性化に全力を挙げていただきたい。

 一方、国民は、二年前に鳩山首相が沖縄の普天間基地の移設を、できれば国外、少なくとも県外に・・などといって期待を持たせた挙句に実現できなくて辞任したことや、昨年9月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件では、中国の圧力に屈して、あっさりと中国人船長を釈放してしまった菅内閣の屈辱外交を忘れてはいない。

 党の幹事長が元日教組で、しかも中国詣での小沢さんに近い人であるというのも気にかかるが・・、私が最も心配するのはこれからの外交と防衛である。どちらの大臣もこの道では全くの素人であるという。唯でさえ、中国やロシヤ、更に韓国までもが民主党政権は圧力に弱いと領土問題や歴史認識問題でずうずうしい圧力をかけてきているのだ。
 大臣といえども、その道の専門家がいる野党ほか関係官僚や自衛官幕僚の意見を謙虚に聴き、毅然たる態度で臨まれることを期待する。

それに外国人の地方参政権付与という問題も気にかかる。この実現に熱心な閣僚が5人もいる、 それに朝鮮学校にたいする高校無償化の問題もある。
 これらは党是としている外国人参政権導入の民主党に外国人が資金援助をしている構図である。専門家は「判明しているのは氷山の一角」と危機感を募らせているのだ。
 外国人への地方参政権付与も朝鮮学校への高校無償化も行うべきではないと私は考える。

1 件のコメント:

  1. 古稀のMG2011年9月6日 11:14

    外国人への地方参政権付与も朝鮮学校への高校無償化も時期尚早ですね。吉田茂や白洲次郎のような気骨のある外交官はもう出ないのでしょうか?

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