2011年9月13日火曜日

二冊の本


私は最近、政治に関する本を二冊読んだ。その一冊目は田母神俊雄氏の『ほんとうは強い日本』であり、二冊目は桜井よし子氏の『宰相の資格』である。
 
前者は東日本大震災後における原発事故への対応のひどさは正に人災であるとし、民主党が唱えた政治主導が日本を迷走させたとしながらも、国民各層の頑張りや自衛隊、警察、消防などの活躍は世界を驚かせた。震災後,日本はどうすれば蘇るのかを広い立場から考え提案している。

福島県の出身で元航空幕僚長でもあった著者は更に、今こそ党派を超えた保守派政治家が集結して、憲法の改正を図ることが必要であると述べ。また消費税の増税よりも復興債を、経済内需主導型で国難を乗り切れとも延べ、こうすれば日本がほんとうに強くなれるという方法論を論じている。

後者すなわち第二冊目の『宰相の資格』は産経新聞に200510月から20111月まで掲載された『首相に申す』を再校正して加筆したものであり。小泉純一郎、安部晋三,福田康夫,麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人、それぞれ六代の宰相がどこで決断を誤ったか、わが国の建て直しに何をなすべきかについて論じたものである、

これらの本は政治家のみならず今の若い人たちにも非常に参考になると思われる。

 

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