2012年4月2日月曜日

「NHK朝のTV小説」における嘘の話

NHKの朝のTVドラマ・・今日から「梅ちゃん先生」が始まった。
 
 今日は先の戦争における終戦直前の話と昭和20年8月15日の話であったが、そこに出てくる主人公の女子生徒が竹槍で藁人形を突く訓練をしている場面あった、一年ほど前の「おひいさま}でも同じように小学生の竹槍訓練が見られたが、これらは余りにも事実と反するので一言述べておきたい。

 当時、在郷軍人が、戦意高揚のためにと称し、婦人会の有志を集めて竹槍の訓練を行っていたのを見たことはあるが、女学校などでそのような訓練を行ったというのは事実に反する。まして小学校で竹槍など、いくら戦争中でもそのように気違いじみた行動はなかったのである(念のために筆者は多くの人にこれを確かめてみた)。

 当時、女子生徒も3年以上は男子生徒と同じように学徒動員で働いていたが、そこに監督官として陸軍の将校が出てくるのも全く「おかしな話」である。男子校では軍事教練を指導するために軍から配属将校が派遣されていたが、彼らが工場までやってくることはなかった。ましてや女子生徒の働く工場に軍の将校とは・・作り話にしても度が過ぎる。

 たとえドラマであっても戦争中のことは何でも軍人が悪かったように描くのは止めて欲しい。我々の所にいた配属将校は実に立派な人であったことを申し添えておきたい。

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