2013年11月14日木曜日

「原発即ゼロ」?…なんと無責任な小泉発言


元首相であった小泉さんが最近、講演会などで「原発ゼロ」を繰り返していることで、菅元首相や小沢さんといった人たちを喜ばせ、左翼の人たちを元気づけているが、自民党の中にも動揺が見られる。

 小泉さんは、使用済み核燃料の処理方法が確立されていないということで、“政府は「原発即ゼロ」の方針を打ち出すべきだ”と力説している。

チエルノブイリの原発事故でウクライナは、いったん、原発を全廃したのだが、経済が破綻し、自殺者が急増したということで、また原発を再稼働させて、経済と、人々の暮らしを立て直した。 

日本は広島、長崎をはじめ、上記のようなチエルノブイリからの教訓に加え、福島での体験を生かして、さらに安全な原発を、そしてその使用済み燃料の処置についても、世界に先駆けて研究開発しなければならない立場にある。

この分野では日本の技術が世界の最先端にあるのだ。

ところが日本ではいますべての原発が操業を停止しており、その分を火力発電に依存しているが、その燃料はすべて輸入に依存しており、昨年度だけでも費用増加が5兆円、今年度はさらに増加するといわれている。燃料費の増加は電気料金の高騰につながり、日本企業の国際競争力はそれだけ弱くなる。

それに火力発電はCO2の増加にもつながり地球の温暖化を加速する。

エネルギー資源の最貧国ともいえる日本が、台頭するアジアに伍して、経済発展を続けるためには、エネルギーの安定供給を可能にする原子力の利用が不可欠であることは自明であろう。

日本だけが原発をゼロにしても、この地球上で原発は絶対にゼロとならない

ばかりか急速に増え続けることが確実である。

小泉さんはその昔「自民党をぶっ壊す」と言っていたが・・・今度は「日本をぶっ壊す」つもりであろうか?

日本政府は、小泉発言などに惑わされることなく、全原発の早期再稼働を即決すべきである。

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