これは“真珠湾攻撃まで”の前編と“真珠湾攻撃から終戦まで”の後編で構成され、山本五十六が彼の兵学校時代以来の親友であった堀悌吉氏に宛てた手紙などを坂東三津五郎氏が朗読するのが中心となっていた。
米国との戦争に強く反対していた彼が真珠湾攻撃を立案し、実行せざるを得なかった話をはじめ、その時々の彼の心情を綴った親友宛の手紙には心打たれるものがあった。
ここで、若しも、真珠湾やミッドウエ攻撃で山本自身が南雲中将に代わって直接陣頭指揮を行っていたら・・・戦局はどうなっていたであろうか?と空想してみたくなった。
また彼が南方基地の視察、激励に赴いていたことは、そのころの彼が、それとなく死に場所を求めていたのではないか?と思われるのだが、どうであろうか?
さらに、あの戦争における宣戦布告の通知が遅れたことも、山本の大きな誤算であったとされているが、なぜあの時、日本大使館から英文の文章にして米国側に手渡すようなことをしたのであろうか?なぜ日本政府から直接、電報で米国側に通知しなかったのか?これも、私がかねがね疑問に思っているところである。
横井様、NHKの放映うっかりして見損ないました。長岡に長く住んでおりましたので、山本五十六については特別の思い入れがあります。「主な海戦で直接指揮を執っていたら」「日本から直接打電していれば」などは全く同感です。当時の武士道では、直接手交が礼儀だったのでしょうか。
返信削除感想文をお寄せ頂きありがとうございました。
返信削除ワシントンで手渡したのは平和交渉を破棄する、つまり宣戦布告を意味する、というものでした。ワシントンで平和交渉が行われていたので、そのようにしたのでしょう。
私はこれと並行して、政府から直接打電するとともに、国際放送(短波帯の電波)で全世界に放送していたらと思います。
先のコメントで”平和交渉”を”日米の関係改善交渉”、”破棄”は”打ち切る”に訂正してください。
返信削除補足有難うございました。国際放送ならタイムラグなしに伝達できるのでベストでしたね。今日はペリリュー島・硫黄島などをテーマにしたドラマが放映されますね。
削除話は違いますが、ウクライナ制裁に参加したため、ロシアは北方領土返還交渉を白紙に戻すようです。政府として、ウクライナ制裁は米国と密談で済ませ、北方領土問題を進展させる選択肢があったと思うのですが、そんなに甘いものではないのでしょうか?
北方領の返還は極めて難しい政治問題です。あのロシアのしたたかさ、今のところ、まずその見込は皆無といえるでしょう。
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