邦人の救出

　イスラム国に拘留されていた後藤さんがついに殺害された。痛恨の極みである。イスラム国というのは自称の国家であってテロリストの集団である。それにしてもなぜ日本人が狙われたのか理解に苦しむ。

今回の事件を見ていて痛切に感じることは、日本の情報収集があまりにも外国に頼りすぎていることと、日本の在外公館ですら武装をした自衛官が警備していないということである。

　米国が世界の警察官たる資格を失いつつある現在、我々も自分の国は自分で守るという決意を固めてその準備を進めるとともに、相手が国家であろうとなかろうと、在外邦人の救出には武装した自衛隊を派遣できる体制を整えその法案の作成を真剣に検討すべき時ではないかと考える。