楷の木は中国原産ウルシ科、ビスタシア属、和名「ナンバンハゼノキ」「トネリバハゼノキ」別名は孔子木(牧野富太郎博士命名)「学問の木」ともいわれています。
この木は大正4年(1915年)に当時の農林省林業試験場, 場長であった白沢保美博士が中国,曲阜の孔子廟から楷の木の種子を採取し、当時の林業試験場で育苗したということです。その後、日本国内の孔子や儒学に縁のある学校、足利学校、旧閑谷学校、湯島聖堂などに配られました。
落葉高木,雌雄異株で材質は堅く、香りも高い。葉は複葉で秋には美しく紅葉します。
ここに掲げた写真は筆者が住んでいる町田市の三輪五町内会合同の文化祭に「生け花」として出品された荻野久夫氏の作品です。
この木は荻野氏により当三輪町のほぼ中央にある七面山にも植栽されているとのことでした。
「楷の木」は初めて知りました。ナナカマドに似た葉ですね。素敵な生け花です。
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